メインコンテンツまでスキップ

Subscriber API を使う

Subscriber API を用いると、ポケットサインアプリ外のサービスからもユーザーリソースを取得することができます。 ここでは、ローカルで Subscriber API を用いたデモアプリを動かす方法を紹介します。

OIDC クライアントの設定をする

Subscriber API では、認証・認可の仕組みとして OpenID Connect (OIDC) を採用しています。 PocketSign Link では、OIDC に必要な仕組みを OIDC クライアント として提供しています。 デモアプリを動かすために必要な設定は以下の通りです。

OIDC クライアントを作成する

OIDC クライアントの作成を参照してください。 クライアントシークレットが必要になるため、忘れずに保管してください。 クライアントシークレットを紛失した場合は、再発行をしてください。 なお、クライアントシークレットを再発行すると、以前のクライアントシークレットは無効になります。

リダイレクト URI の設定

デモアプリを動かすためには、リダイレクト URI の設定が必要です。 今回はローカルでデモアプリを起動するため http://localhost:8080/callback としてください。

リソースの設定をする

カスタムリソースの作成

リソース要求の設定

デモアプリで使用するリソースへの Read 権限を付与します。 権限を付与する必要のあるリソース定義は以下のものです。

  • 基本4情報における氏名
  • 基本4情報における生年月日
  • 基本4情報における性別
  • 基本4情報における住所
  • 作成したカスタムリソース

リソース要求を参考に、これらのリソース定義に対してリソース要求を行います。 基本4情報に関するリソース定義の ID はリソース定義一覧を参照してください。

デモアプリを起動する

必要環境の用意

このデモアプリでは、Go 1.22を使用します。 1.22よりも新しいバージョンを利用する場合は、オプションなどが異なる場合がありますので、適宜読み替えてください。

ダウンロード

Subscriber API を用いたデモアプリとして link-subscriber-api-example を公開しています。 git を使用する場合は以下のコマンドでダウンロードできます。

git clone https://github.com/pocketsign/link-subscriber-api-example

.env の設定

デモアプリのディレクトリに .env を設定する必要があります。 以下はモック環境を用いる場合の設定例です。

OIDC_CLIENT_ID=<OIDC クライアントの ID>
OIDC_CLIENT_SECRET=<OIDC クライアントのクライアントシークレット>
OIDC_REDIRECT_URL=http://localhost:8080/callback
OIDC_DEMO_HOST=core.mock.p8n.app
CUSTOM_RESOURCE_ID=<作成したリソース定義の ID>
SESSION_SECRET=session-secret

起動

下記はデモアプリの起動コマンドです。

go run .

ブラウザ等で http://localhost:8080 にアクセスします。 以下のような画面になることを確認してください。

ログイン

ログインボタンを押すと、QR コードが表示されます。

この QR コードを PocketSign アプリから読み取ります。 サービスをサブスクリプションしていない場合は、同意確認画面に進みます。 ログインに成功すると、基本4情報が表示されます。

カスタムリソースの変更

カスタムリソースの値を変更してみます。 以下のように、フォームに値を入力します。

変更ボタンをクリックすると、リクエストが発行されます。 リクエストが正しく処理されると、以下のように、カスタムリソースの値が表示されます。