自己情報取得APIとの連携
概要
PocketSign MynaConnectはマイナポータルの自己情報取得APIからの自己情報の取得に対応しています。
PocketSign Platform上でPocketSign MynaConnectのテナント内に「自己情報取得API」のAPIサービスを作成することで、機能をご利用いただけます。APIサービスの作成方法はこちらをご参照ください。
自己情報取得API自体の詳細については、マイナポータルAPI仕様公開サイト 自己情報取得APIをご参照ください。
PocketSign MynaConnectを介して、マイナポータルの自己情報取得APIと接続したい事業者サービスは、マイナポータルAPI仕様公開サイトに記載の自己情報取得API利用ガイドラインに従い、各種申請及び打ち合わせ、審査等のフローを経る必要があります。
詳しくはお問い合わせください。
連携フロー
MynaConnectを介して自己情報取得APIから情報を取得するには、SelfPersonalDataService APIを使用します。
MynaConnectとの連携フローは3種類存在し、本人確認情報の取得の有無と本人確認情報を照合する要件の有無によって実装すべきフローが決まります。
本人確認情報を取得しないフローでは1回のマイナンバーカード読み取りを行います。
- 1回目: マイナポータルから自己情報をサービスに提供する同意の取得
本人確認情報を取得するフローでは2回のマイナンバーカード読み取りを行います。
- 1回目: 基本4情報(氏名・性別・住所・生年月日)の取得
- 2回目: マイナポータルから自己情報をサービスに提供する同意の取得
ただし、ポケットサイン開発環境では実際のマイナポータル及びマイナンバーカードは使用せず、PocketSign Platform上で設定したテストデータを取り扱います。詳しくは自己情報取得APIとの連携 > ポケットサイン開発環境 > 概要をご参照ください。
本人確認情報を取得しない場合
MynaConnectを通じて自己情報のみを取得する場合は、このフローに従って情報を取得します。
本人確認情報を照合する必要がない場合
事業者サービス上に既存アカウントが存在せず、MynaConnectを通じて取得した基本4情報および自己情報を利用して何らかの登録や申請のサービスを提供するなどの場合で、本人確認情報の照合が要件にない場合は、このフローに従って情報を取得します。
本人確認情報を照合する必要がある場合
事業者サービス上の既存アカウント等の人物と、MynaConnectを通じて取得する情報に紐づく人物が一致していることを確認する要件がある場合は、このフローに従って情報を取得します。
事業者サービスの提供形態によるエンドユーザーの操作の変化
MynaConnectを利用する事業者サービスがどの端末向けに提供されているかによって、マイナンバーカードを読み取るためのエンドユーザーの操作方法が変わります。
PCブラウザ向けサービスの場合
PC画面上に表示されるQRコードをスマートフォンで読み取ることでマイナポータルアプリと連携し、マイナンバーカードを読み取ります。
iOS/Android端末向けサービスの場合
端末上で直接マイナポータルアプリを起動し、マイナンバーカードを読み取ります。
注意事項
MynaConnectを利用して実際のマイナポータルAPIの接続確認環境及び本番環境への接続を行うには、審査及び承認が必要です。 詳しくは環境をご覧ください。ポケットサイン開発環境は審査等無しで、自由にご利用いただけます。
また、この連携フローを通じて本番環境の自己情報取得APIから情報を取得するには、エンドユーザーは以下を準備する必要があります。
- マイナンバーカード
- スマートフォンのマイナンバーカード(スマホ用電子証明書)には対応していません
- マイナポータルアプリが利用可能なスマートフォン(iOS/Android端末)
- マイナポータルアプリ
- マイナンバーカードの暗証番号
- 券面入力補助AP用(4桁)
- 本人確認情報を取得しない場合は使用しません。
- 利用者証明用電子証明書用(4桁)
- 券面入力補助AP用(4桁)
事業者サービスはMynaConnectの連携フローを開始する前に、エンドユーザーにマイナンバーカード及び各種暗証番号の準備・マイナポータルアプリのインストール等を案内する必要があります。