利用するための準備
このページでは、券面事項を利用するための準備を行います。
SDK の準備
券面事項を利用するためには、 券面事項の読み出しに対応した SDK が必要になります。
- iOS
- Android
- Web(PaSoRi)
iOS の場合、券面事項の読み出しに対応した SDK は VerifyMock
パッケージになります。
SDK の URL を入力する際には、
https://repo.platform.p8n.app/VerifyMock/
と入力してください。
このパッケージには JPKIAP クラスも含まれているため、
JPKI AP による署名値の作成や証明書の読み出しを行うために VerifyMockJPKI
パッケージをインストールする必要はありません。
Swift で券面事項の読み出しに対応した SDK を利用する際には、以下のようにインポートしてください。
import SwiftUI
import VerifyMock
func run(pin: String) async throws -> String {
// 券面事項系APへの接続準備を行います。
let session = ReaderSession(dispatchQueue: DispatchQueue.main)
// ここに実装を追加します。
session.close()
return "not implemented"
}
/* ... */
Android の場合、券面事項の読み出しに対応した SDK は jp.co.pocketsign.verify.mock.mynacard.cardinfo
パッケージになります。
例えば、jp.co.pocketsign.verify.mock.cardinfo.InputSupportAP
などのクラスがパッケージに含まれます。
具体的なクラスは、SDK リファレンスをご覧ください。
dependencies へ以下のように依存関係を追加してください。
implementation "jp.co.pocketsign.verify:shared:$verifySdkVersion"
implementation "jp.co.pocketsign.verify:driver-mock:$verifySdkVersion"
implementation "jp.co.pocketsign.verify:jpki-mock:$verifySdkVersion"
implementation "jp.co.pocketsign.verify:cardinfo-mock:$verifySdkVersion"
Kotlin で 券面事項の読み出しを行う際には、以下のように対応するクラスをインポートしてください。
import jp.co.pocketsign.verify.mock.driver.ReaderSession
import jp.co.pocketsign.verify.mock.mynacard.cardinfo.InputSupportAP
class MainActivity : ComponentActivity() {
suspend fun run(pin: String): String {
// 券面事項系APへの接続準備を行います。
val session = ReaderSession(this, this)
// ここに実装を追加します。
session.close()
return "not implemented"
}
/* ... */
}
Web アプリの場合、券面事項の読み出しに対応した SDK は @pocketsign/verify-web-pasori-mock
パッケージになります。
npm でパッケージをインストールする際には、
このパッケージ名を記載してください。
このパッケージには JPKIAP クラスも含まれているため、
JPKI AP による署名値の作成や証明書の読み出しを行うために @pocketsign/verify-web-pasori-jpki-mock
パッケージをインストールする必要はありません。
TypeScript で券面事項の読み出しに対応した SDK を利用する際には、以下のようにインポートしてください。
import { ReaderSession } from '@pocketsign/verify-web-pasori-mock';
// Verify SDK を使用するためには、NFCPortLib が別途必要となります。
// NFCPortLibはソニー株式会社から提供される SDK for NFC Web Client に含まれています。
const nfcPortLib = new NFCPortLib();
const run = async (pin: string) => {
// 券面事項系APへの接続準備を行います。
const session = new ReaderSession(nfcPortLib);
// ここに実装を追加します。
await session.close();
return 'not implemented';
};
API の準備
読み取った券面事項データから基本4情報(氏名、住所、生年月日、性別)などの情報を取得するためには、 Verify API が提供している券面事項系 APIを用いて、 データのパースを行う必要があります。
テナントを作成した段階では、 この券面事項系 API は無効化されているため利用できません。